システム戦略1

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情報システム戦略

情報システム戦略

経営戦略の実現のために最適な情報システムを構築するための戦略。現状を正しく判断し経営戦略に沿った目的で機能を導入することで業務の効率化やコスト削減を図る。

全体最適化方針

組織全体として業務とシステムが進むべき方向を示す。

全体最適化計画

全体最適化方針に基づいてルールや情報システムを統合化、効率や有用性を向上させるための計画

情報化投資計画

システム化に必要な投資を適切に配分するための計画を立てる。

EA(エンタープライズアーキテクチャ)

現状の業務と情報システムの全体像を可視化、目標とする姿を設定して全体最適化を行うためのフレームワーク。
手法や活用を指すこともある。
Enterprise Architectureの略

ギャップ分析

現状と目標とするべき姿を比較して課題を明確にする分析。EAにて用いられる。

エンタープライズサーチ

企業内のデータベースやファイルサーバ、Webサイトなどに散在している情報を、横断的に検索できるシステム。
企業内検索やエンタープライズ検索ともいう

SoR

データを安全かつ適切に処理することを重視したシステム。扱うデータが過去に取得したものが多いことから記録のためのシステムといわれる
Systems of Recordの略

SoE

環境の変化に柔軟・迅速に対応できるシステム。新たな技術や柔軟なデータ活用によって、日々変化する事柄(顧客のニーズなど)を把握して適切に対応するなどつながりを構築し関連性を強めることが可能
Systems fo Engagementの略

業務プロセス

モデリング手法

業務システムなどのデータの関係を図式化して表すこと。
実際に目に見て分かるようにする事を「可視化」、「見える化」と言う

E-R図(Entitu Relationship Diagram)

エンティティ(Entity:実体)とリレーションシップ(Relationship:関連)によってデータの関係を図式化したもの。
エンティティは業務で扱う物事(社員、商品、注文など)を表し四角形で表され、リレーションはそれらを結ぶ関係の事で直線又は矢印、関係の名前はひし形でで表される。
リレーションシップには1対1、1対多、多対多の3種類がある。

1対1

商品No

商品

1つの実体に対して1つの実態が関係する
(例)1つの商品に1つの商品Noがつけられる

1対多

1つの実体に対して多くの実体が関係する
(例)1つの商品区分に複数の商品が登録される

多対多

複数の実体に対して複数の実体が関係する
(例)複数の店員が複数の顧客を担当する。

DFD(Data Flow DIagram)

データの処理と流れを図式化したもの。データフロー、プロセス、ファイル(データストア)、データ源泉(データ吸収)の四つを記号で表す。
データフロー:データの流れ  プロセス:データに対して行われる処理  ファイル:データの保管場所 データ源泉:データが発生するところとデータが出ていくところ。システムの外部にある。

BPMN(ビジネスプロセスモデリング表記)

業務フローを図式化する手法で国際標準規格(ISO:19510)。開発者だけでなく関係者全員にわかりやすく表現することができる。

業務プロセスの分析

BPR(Business Process Re-engineering)

企業の業務効率や生産性を改善するため組織や職務、情報システムなどを根本的に見直し、業務プロセスを再構築すること。

BPM(business Process Management)

業務プロセスの効率的、効果的な手法を考え、実行状態を監視、問題手を発見し改善するサイクルを継続的に繰り返す。

ワークフロー

行汲み置ける一連の処理手続きの事。ワークフローを見直すことで無駄な工程を省くなどして業務効率を向上できる。

ワークフローシステム

申請書などを電子化して回覧し決済までの一連の処理をネットワーク上でする事

業務改善とITの有効活用

グループウェア

情報交換やデータの共有など、組織での共同作業を支援するソフトウェア。
電子メールやスケジュール管理、会議室予約など

RPA(Robotic process Automation)

AIなどのITを活用し人間が行ってきた事務作業をソフトウェアのロボットによって自動化すること。
帳簿入力や伝票作成、顧客データ管理など

BYOD(Bring Your Own Device)

企業などで従業員が私物の情報端末を持ち込んで職場のネットワークに接続し業務で使用すること。

テレワーク

ICTを活用した場所や時間にとらわれない柔軟な働き方自宅を就業場所とする「在宅勤務」、勤務先以外の場所を使ったサテライトオフィスやスポットオフィスなどを就業場所とする「施設利用型勤務」、パソコンやスマホを使って施設に依存しないでいつでもどこでも仕事が可能な「モバイルワーク」がある

M2M(Machine to Machine)

機械同士が直接ネットワークを通じてやり取りして自律的に制御や処理を行う仕組み。人手をかけることなく機器の制御・処理ができるのが利点。
エレベーターの自動調整や工場の工作機械の制御、空調設備の自動調節など。

コミュニケーションのためのシステム利用

業務の降雨率化を進め、コミュニケーションを円滑に図るためのツール。

電子メール

ネットワークを介してメッセージや画像ファイルのやり取りを行う。

Web会議

インターネットを通じて離れた場所にいる人と会議を行う。画面越しに複数の人と話したり、資料データを共有したりできる。

チャット

ネットワークを介して会議をするようにリアルタイムで文字によるやり取りを行う

シェアリングエコノミー

使っていないものや場所などをほかの人と共有し、交換して利用する仕組み。仲介するサービスを表すこともある
(例)
 使っていない衣服や住居を他社に貸し借りする。インターネットを使ったマッチングが容易になって取引が増えている。
 

ライフログ

人の生活での様子や行動をディジタルデータとして記録する方法やその記録のこと。
・閲覧履歴(ウェブアクセス記録、健作語録、訪問先URLや滞在頻度・時間、視聴履歴等)
・電子商取引による購買、決済履歴
・位置情報(携帯端末のGPS機能により把握されたもの、街頭カメラ映像を解析したもの等)

情報銀行

個人から個人データを預かって、PDSなどのシステムで管理する事業や事業者の事。個人の意思に基づいたうえでほかの事業者への個人データの提供も行う

PDS

行動履歴や購買履歴などの個人データを個人自身が蓄積・管理するためのシステム。個人が自らのデータを安全に蓄積・管理・活用することができる。企業などの第三者に提供する機能も備えている。

データ取引市場

データ提供者とデータ提供先を仲介する市場や、その市場を運営する事業者。

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